共生型サービスとは何か?

へるぱ!SUMMER号の特集は「共生型サービスとは何か?」

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共生型サービスとは、2018年度の制度改正の際に「介護保険事業所が障害福祉サービスを提供しやすくする」「障害福祉サービス事業所が介護保険サービスを提供しやすくする」ことを目的に、指定手続きの特例として創設されたものです。

訪問介護事業所としても、多様なケアに対応できる人材育成・確保について、管理者、サ責もケアの多様性について研修等を通じて知識と経験を深める姿勢が求められてきます。

当社は介護保険訪問介護障害福祉サービスである居宅介護の指定を同時に受け、二つのサービスを平行して提供しています。

2025年を境に、高齢者人口は減少の傾向をたどる、その時に高齢者介護だけに的を絞っていては、訪問介護事業所の供給バランスが立ちゆかなくなってしまいます。

当社も、ここ最近は障害者支援のご依頼が増えている現状です。

介護保険障害福祉、どちらの支援にも専門性を発揮した支援を行って参ります!

ハラスメントの実態

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2018年の調査では、なんと4割の介護ヘルパーがセクハラを受けたと回答。

今でこそ介護職に対するハラスメントが少しづつ話題に上がるようになりましたが、「お年寄りや障害のある人をケアする仕事なのだから、我慢しなくては」「自分にスキがあったのかもしれない」などと思い、声を上げられない現状があるのではないでしょうか、、、。

介護ヘルパーに対するハラスメントについて赤裸々に綴った「介護ヘルパーはデリヘルじゃない」を共有させていただきます!

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セクハラを受けた人は大きなストレスを感じている

アンケート調査から「どのようなセクハラに遭遇したか」を尋ねたところ、「サービス提供上、不必要に個人的な接触をはかる」が53.5%、「性的冗談を繰り返したり、しつこく言う」が52.6%とほぼ同数となっています。

セクハラを受けたことによる自身への影響については、「強いストレスを感じた」「軽いストレスを感じた」を合わせると、89.7%もの人がストレスを感じたと回答しています。

誰かに相談しても変わらないという現実

セクハラを受けて「誰かに相談したか」という質問に対して、79.4%の人が、上司(45.8%)や職場の同僚(42.1%)に相談しています。

しかし48.5%の人が相談しても「変わらない」と答えています。

事業所や同僚に相談しても「しかたがない」「あなたにもスキがあったんじゃないか」などといわれ、なんの対応もされず、泣き寝入りした方も多いのではないでしょうか。

事業所の上司に「セクハラはよくない」という認識があるかどうかによって、対応は大きく変わります。

また、利用者から「もう来なくていい」といわれると、経営に関わってくることもあり、消極的な対応をする事業所もあります。

介護現場では当たり前のように起こるパワハラ

セクハラを受けた人が40.1%だったのに対して、パワハラを受けたことのある人は94.2%もあり、圧倒的に多い数字となっています。

「どのようなパワハラに遭遇したか」という質問に対して、もっとも多いのが「攻撃的な態度で大声を出す」(61.4%)次いで「『○○さんはやってくれた』等他者を引き合いに出して強要する」(52.4%)と続きます。

こちらに落ち度があれば、怒鳴られてもまだ我慢できますが、利用者の気分次第で怒鳴られることもあり、そういう場合はストレスも倍増します。

ただ、利用者が痛みを伴う病気だったり、認知症だったりすると、そのせいで怒鳴ることもあるので、しかたのない側面もあります。

介護従事者の社会的地位の向上が解決の糸口?

今後、高齢者が増加すると、男性の利用者も増えてくるため、パワハラ、セクハラともに増えていくことが予想されています。

また、ハラスメントが発生している原因として、パワハラ、セクハラともに「生活歴や性格に伴うもの」がもっとも多く、次いで「介護従事者の尊厳が低く見られている」が続いています。

利用者のなかには家政婦のように扱う人もいます。

これは、給料が安い、仕事がきつい、人手不足などといったメディアの報道によりマイナスイメージが強くなった結果だといえるでしょう。

こうしたイメージが払拭されれば、利用者の態度も変わってくるのではないでしょうか。

パワハラ、セクハラは個人の尊厳を踏みにじるものであることを介護従事者も含め、事業者、社会、国に至るまで認識していく必要があると思います。

 

ハラスメントを放置することは介護職員の離職にもつながります。

事業所でできる対応としては、、、

「契約書に『ヘルパーがハラスメントを受けた場合、サービスを終了することもある』と明記する」

「契約の前に『できるサービス・できないサービス』を説明する」

「管理職や上長の教育が必要」

「お客様至上主義をなくす」

「事業所が毅然とした態度を取る」

「介護職の心のケアを行う」

「二人体制の必要性」

これらでしょうか。

当社でも、ハラスメントに向き合い、ヘルパーさんの地位向上に向けた取り組みをしていきたいと思います!

 

 

 

 

いつもありがとうございます!

ヘルパーさんからお野菜頂きました😉

ジャガイモとサヤエンドウ❕
「食べきれなくて〜」「皆で食べて〜」
と持って来てくれました❕
暑い中支援に行っていただいているうえに、
このように気遣いまで頂き、、、
いつもありがとうございます❕


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安全運転法定講習


栃木県安全運転管理者協議会の講習会に参加しました!

訪問介護員は利用者宅に車で伺います。

その道中は安全運転に十分配慮しなくてはなりません。

本日学んだ内容を安全運転に繋げられるように取り組んでいきます!


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コロナワクチン接種

本日、当社では一回目のワクチン接種が始まりました!

私の接種後の感想は「いつの間にか終わった!」「痛くない!」でした!

腕の痛みもなく、副反応も大丈夫そうです。

8月中旬には全従業員二回目接種も終了予定です。

ワクチン接種後も油断せず、感染症対策を続けていきます!
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統合失調症と共感力

本日、社内研修を実施しました。

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テーマは「統合失調症と共感力」!

当社サービス提供責任者の小出さんが講師です!

実際に統合失調症の方への支援も多く、ヘルパーさんからも研修で学びたいという要望の多いテーマでした。

統合失調症の症状は2つあるそうで、

①陽性症状

・幻覚、悪口、命令する声が聞こえる

・妄想、誰かに追われている、嫌がらせを受けている

・思考障害、話が支離滅裂、話している途中で急に話題が変わる

陰性症状

・感情の平板化、感情の起伏がなくなる、喜怒哀楽が上手くできない

・意欲減退、意欲、気力が低下し周りのことに興味や関心を示さなくなる

・集中力持続力の低下、根気や集中力がなくなり同時に2つ以上のことをするのが難しくなる

 

 

私たちが支援に伺い、本人の「生きづらさ」に向き合いながら、共に歩んでいく姿勢が大切だと学びました!

 

更に、ロールプレイで「共感力」とは何か学びました!

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「共感とは相手を自分の事の姿のように感じ、思うこと」

研修有難うございました!

 

人の強みを活かす

現場のドラッカー (角川新書) | 國貞 克則 |本 | 通販 | Amazon

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「現場のドラッカー」より「人の強みを活かす」共有させていただきます!


ドラッカーは、その人の「強み」「仕事の仕方」「価値観」を理解しておかなければならないと言います。

どうすれば自分の強みがわかるのか。

ドラッカーは自分の強みを知ることは極めて難しいとした上で、「強みを知る方法は一つしかない。フィードバック分析である」と言います。

ドラッカーは強みを知るには「やってみるしかない」と言っているのだと私は理解しています。

人を成長させたことがあるマネジャーはだれでも知っていると思いますが、人は思いもよらないところで力を発揮してくれます。

強みがわかったとしても、強みを活かすのはただ単に強みを強化すればよいわけでもありません。

よく気が付く人は少し度を越せばお節介になります。

信念のある人は往々にして頑固です。

強みと弱みはコインの裏表のようなものです。

強みだけが独立して存在するわけではありません。

大きな強みは大きな弱みになり、大きな弱みは大きな強みになりうるのです。

人が大きな失敗をするときはほとんどの場合はその人の強みによってです。

もちろん、弱みによって小さな失敗をすることはよくあります。

しかし、致命的な失敗はほとんどの場合強みの使い過ぎによるものです。

優しい人はその優しさのゆえに人間関係に深入りしすぎたり、「NO」が言えず泥沼に入って行ったりします。

勇気のある人はその勇気のために破滅を招くことがあります。

強みを活かすには、自分の強みの適切な使い方を学ばなければならないのだと思います。

 

「強みと弱みはコインの裏表」。考えさせられます・・。

マネジャーは人の強みを理解する必要がありますが、その人が自らの強みを十分に発揮するうえで必要な技能と知識を身につける「力添え」をする必要がありますね。

そのことを意識しながら当社のマネジメントを進めていきます!