サービス提供責任者

サービス提供責任者の業務について

「登録ヘルパーや新人ヘルパーの指導が難しい」という悩みが多いようです。

利用者支援についてサ責は訪問介護計画や手順書について説明をします。

それでも支援の統一が図れない場合の対応について、ヘルパー協会から出版されている「ホームヘルパー」に具体的な対応策が記されていました。

 

介護保険サービスの趣旨を繰り返し説明

介護保険サービスは自立支援・重度化防止のために行っているもので、公金が使われている以上、利用者の言われるままに何でも行って差し上げることはできないこと、ヘルパーは、法や運営基準を守り、計画に沿ってサービスを提供しなければならないことを十分に説明する必要がある。

 

○サービス提供責任者が自ら訪問し、サービスの必要性を検討する

利用者から計画にないサービスを度々依頼される場合は、サ責がそのサービスが本当に必要なのか確認する必要がある。利用者にも介護保険サービスの主旨を説明したうえで本当に必要性があるのかアセスメントを行う。サ責が支援の必要性があると判断したら、その旨を介護支援専門員に情報提供をして判断してもらう。

 

サービス提供責任者は「指導」の方法、理解できるように説明するコミュニケーション方法の習得が必要です。

日ごろからのコミュニケーションに配慮することで、「指導」される側の受け止め方にも変化が現れると思います。

 

「相手が理解してくれない」ではなく、サ責自身の介護保険法の理解、自身の説明の仕方、アプローチの方法を、まずは考える必要があります。