マネジャーの役割!

現場のドラッカー (角川新書) | 國貞 克則 |本 | 通販 | Amazon

社内におけるマネジメントについて参考書籍より共有させていただきます!

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「人は成長しなければ活かされない」

仕事を通じて成長できていない人は本当に気の毒です。

成長しなければ、仕事にやりがいを見だせなくなります。

仕事に誇りも自身も持てなくなります。

挑戦もしなくなります。

そもそも企業は成果をあげることを求められています。

より優れた商品やサービスを創造し供給することを期待されています。

そして、より優れたものを創造するために、組織の中で成長が期待できない人は、人間という資源だけなのです。

社長、役員はじめマネジャーの人たちは土気の高い組織をつくらねばなりません。

土気が高い組織というのは、仲良しクラブのような組織ではありません。

高い成果をあげることをベースにした組織のことです。

土気の高い組織を作ることは、社長、役員はじめマネジャーの人たちの責務なのです。

ドラッカーは次のように言います。

「組織において【土気が高い】とは【従業員どうしの折り合いがよい】という意味ではない。成果をあげるかどうかが、肝心なのである。組織はみな、いつも【ほどほどでよい】という誘惑と背中合わせである。このため、組織が健全であるためには、何よりも高い成果を求めなくてはならない。マネジャー自身が高い成果基準を掲げる必要がある」

そして、人材育成に大きな影響を与えるのが、日々それぞれの従業員と直接接するマネジャーです。

「マネジャーは、人材という特殊な経営資源とともに仕事をする。人間を【働かせる】以上、必ず相手の能力を伸ばすことになる。どの方向に伸ばすかによって、相手が人間として、そしてまた経営資源として、果たして生産性を高めるか、それともまったく上げられないかが決まる。マネジャーが部下を正しい方向へと導き、より器の大きい豊かな人間へと育つのを手助けできるかどうかによって、当人が向上するかどうか、つまり成長するか力を失うか、豊かになるか貧しくなるか、自分を高められるか堕落するかが決まる」

「マネジャーは下位、つまり部下への責任を負っている。何よりもまず、部下たちに【自分には何が求められているか】を理解させなくてはいけない。部下たちが自分の目標を決められるよう、手助けしなくてはいけない。それらの目標を達成できるように、手を差し伸べなくてはいけない。部下たちのために、彼らが必要とするツール、人材、情報を入手する責任がある。助言をし、相談に乗り、必要に応じてよりよい仕事の仕方を教えなくてはいけない。このような下との関係を一言で表そうとするなら、【力添え】が最も近いだろう」

部下をよりよい方向に成長させることはマネジャーの極めて重要な責務です。

人はだれも自分で自分の枠を超えるのは難しいものです。

マネジャーは部下に対して高い目標に目を向けさせなければなりません。

人間は切磋琢磨しなければ成長しません。

それはどこの世界でも

同じです。

人を成長させ、成果が出せるようにし、貢献できるようにしてあげなければ、人は仕事を通して活かされることにはならないのです。

そしてマネジャーには、資源のなかで唯一成長が期待できる人間を成長させる責任があるのです。

 

 

当社におけるマネジメントの役割を担うのは社長、管理者、サ責です。

それぞれの立場、役割の認識と、よりよい事業所を目指すためにも、適切なマネジメントから目をそらすことはできません。

「仲良しクラブ」「ほどほどでよい」という認識が土気を下げる・・・。考えさせられます。

成長に向けての働きかけ、結果として成果が出せるように人材育成をする。

切磋琢磨しながら進んでいきます!