現場のドラッカー (角川新書) | 國貞 克則 |本 | 通販 | Amazon
「現場のドラッカー」より「人の強みを活かす」共有させていただきます!
ドラッカーは、その人の「強み」「仕事の仕方」「価値観」を理解しておかなければならないと言います。
どうすれば自分の強みがわかるのか。
ドラッカーは自分の強みを知ることは極めて難しいとした上で、「強みを知る方法は一つしかない。フィードバック分析である」と言います。
ドラッカーは強みを知るには「やってみるしかない」と言っているのだと私は理解しています。
人を成長させたことがあるマネジャーはだれでも知っていると思いますが、人は思いもよらないところで力を発揮してくれます。
強みがわかったとしても、強みを活かすのはただ単に強みを強化すればよいわけでもありません。
よく気が付く人は少し度を越せばお節介になります。
信念のある人は往々にして頑固です。
強みと弱みはコインの裏表のようなものです。
強みだけが独立して存在するわけではありません。
大きな強みは大きな弱みになり、大きな弱みは大きな強みになりうるのです。
人が大きな失敗をするときはほとんどの場合はその人の強みによってです。
もちろん、弱みによって小さな失敗をすることはよくあります。
しかし、致命的な失敗はほとんどの場合強みの使い過ぎによるものです。
優しい人はその優しさのゆえに人間関係に深入りしすぎたり、「NO」が言えず泥沼に入って行ったりします。
勇気のある人はその勇気のために破滅を招くことがあります。
強みを活かすには、自分の強みの適切な使い方を学ばなければならないのだと思います。
「強みと弱みはコインの裏表」。考えさせられます・・。
マネジャーは人の強みを理解する必要がありますが、その人が自らの強みを十分に発揮するうえで必要な技能と知識を身につける「力添え」をする必要がありますね。
そのことを意識しながら当社のマネジメントを進めていきます!