ハラスメント対策!

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契約時、利用者にハラスメントの説明してる? 介護事業者「していない」最多 | articles | 介護のニュースサイトJoint (joint-kaigo.com)

 

近年、訪問介護の現場では、ヘルパーが利用者から暴力やわいせつ行為などのハラスメントを受けるケースが頻発しています。

こうした行為を防ぐには1人ではなく複数人で訪問するのが望ましいとされていますが、多くの訪問介護事業所は人手不足のため職員を確保できないのが実情です。

職員から利用者からセクハラ等のハラスメントがあったとしても、「職員の配慮が足らない」と言われ、対応が後手に回り、結果として職員の退職につながる例も多いそう。

当社でも利用者からのハラスメントの事例があり、どのように対応するか検討を重ねていました。

まずは重要事項説明書に「訪問介護におけるハラスメントの現状」を利用者に周知させていただくことから始めました。

更にハラスメントの例や、事業所としての対応も記載し、場合により関係者と協議し、支援を中止する旨もお知らせしています。

ハラスメントを受けることが多いと言われる訪問介護

事業所としての対応が、ヘルパーの離職防止や、介護職の地位向上につながると思っています。

 

服薬に関する研修

本日、全体会議・社内研修を実施しました。

アイン薬局真岡店 薬局長 土屋様をお招きし、「薬の適正使用・薬剤師の在宅医療の役割」について研修していただきました。

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薬の飲み方

服薬姿勢

服薬補助

点眼薬の使い方

加齢に伴う薬への影響

薬剤師ができる在宅医療

などなど学びました!

利用者支援で服薬介助時の対応や、疑問など質疑を交えて教えていただきました。

 

アイン薬局さんとは以前にご利用者支援で連携させていただいたことがあり、日頃から情報交換させていただいていました。

薬のことで不明なことや、知りたい情報があればいつでも相談してくださいとのこと!

地域に相談できる場があることは頼もしく感じます!

 

研修有難うございました!

 

福祉・介護職スタート講座


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6月11日(金)栃木県社会福祉協議会主催の「福祉・介護職員スタート講座」に講師として登壇させていただきました!

訪問介護に興味を持った、これから介護職を志す方々に、訪問介護の仕事内容、やりがい、魅力などお話させていただきました。

このような場を与えてくださり、自分自身も訪問介護の役割を見つめ直す貴重な機会となりました。

少しでも介護職ならびに訪問介護の役割に賛同してくれる方が増えると嬉しいです!


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着脱介助・自立支援・意思決定研修

管理者、サービス提供責任者が企画し、着脱介助・自立支援・意思決定について社内研修を実施しました!

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利用者状況に合わせた適切な着脱方法、それに伴い支援の中で意思決定と自立支援をどのように反映させていくか学びました!

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利用者主体で自立支援の関りをすることで残存機能の維持、生活の質が向上する働き掛けが大切ですね!

研修では実際に介助者、利用者役を体験し、様々な気づきを得ることができました!

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研修お疲れさまでした!

 

心の中の操作主義!

仕事の技法 (講談社現代新書) | 田坂 広志 |本 | 通販 | Amazon

 

 

田坂広志 仕事の技法より、「操作主義」について共有させていただきます!

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イソップ物語に、「北風と太陽」という有名な寓話がある。

よく知られているように、これは、北風と太陽が、どちらかが旅人のマントを脱がせることができるか、その力を競う話であり、北風は、力づくで無理やり脱がそうとして失敗するが、太陽は、旅人をポカポカと暖めることによって、自然にマントを脱がせることに成功するという話である。

この寓話に「心理学版・北風と太陽」というものがある。

まず北風が、「俺が、旅人のマントを脱がせてみせる」と言って、旅人のマントを剝ぎ取ろうと、強い風を吹き付ける。

しかし、旅人は、寒さのあまり、ますますしっかりとマントをつかんで離さないため、北風の試みは失敗に終わる。

ここまでは、同じ物語。

そこで太陽が、「私が、旅人のマントを脱がせてみましょう」と言って、旅人をポカポカと暖める。

すると、旅人は、暑さのあまり、自然とマントを脱ぐのではなく、太陽に向かってこう言うのである。

「太陽さん。そうしてポカポカ暖めて、私のマントを脱がそうとしているのでしょう。でも、残念ながら、私はあなたの思いとおりにはなりませんよ・・・」

この「心理学版・北風と太陽」という寓話は、「相手を自由に操ろう」とすることの危うさと、それが「相手から見抜かれてしまう」ことの怖さを教えている。

「自分の心」の中にある「操作主義」

それを見つめなければならない。

「操作主義」とは、相手を心理的に操作して、自分の意のままに自由に操ろうとすること。

我々は、プレゼンであろうが、会議であろうが、人間を相手にする仕事においては、自身の心の中に忍び込む、その「操作主義」に気がつく必要がある。

なぜならこの「操作主義」が心の中で動いている場面は、仕事の世界において、しばしば見受けられるからである。

我々が「操作主義」に流されるのには、深い理由がある。

それは、我々の心の中に、「自分の方が、相手よりも優れている」「自分の方が、相手よりも偉い」と思いたがる「小さなエゴ」があるからである。

特に顧客を相手にした営業においては、表面的には、顧客を「偉い立場」において仕事をしなければならないため、そのことの心理的反動として、心の奥深くで「小さなエゴ」が、「実際には、自分の方が、顧客より偉い」と思いたがるからである。

そして、その思いが、「操作主義的な技術」に惹かれていく。

すなわち、「こうして、形の上では顧客を立てて仕事をしているが、実際には、自分が顧客を意のままに操っているのだ」と思いたがる「小さなエゴの願望」に流されていくのである。

ただ、こうして語ってくると、疑問の声が挙がるだろう。

「相手を意のままに操る『操作主義』への警句を述べているが、では、我々が、人を動かそうとすることは、全て『操作主義』であり、否定されることなのか?」

大切な疑問である。

それゆえ、端的に答えておこう。

相手を「動かそう」とすることが「操作主義」なのではない。

相手に対する「敬意」を持たず、相手を「一人の人間」として見つめず、あたかも「物」を動かすように、自分の思うままに操ろうとすること、それが「操作主義」である。

例えば「部下のモチベーションを高める」という言葉。

この言葉は、部下を「一人の人間」として敬意を持って見つめ、その部下に対する「仕事に働き甲斐を感じられるように」という愛情から出てくる言葉ならば、それは決して「操作主義」ではない。

しかし、この言葉が、「仕事の生産性を上げるために、部下という『歯車』を、うまく回るようにしなければ、部下という『馬』を、速く走るようにしなければ」という発想から出てくるならば、それは「操作主義」である。

では、我々が、この「操作主義」に流されると、何が起こるか?

仕事において、必ず「壁」に突き当たる。

なぜなら「操作主義」は、必ず、見抜かれる。

そして、相手の心が、離れていく。

 

「小さなエゴ」が生じることは誰にでもあることだと思います。

しかし、「この小さなエゴ」に気づかず、相手を意のままに操ろうとする自身の気持ちに気がつくことで、相手との関りを見つめなおすきっかけになるのでしょうね・・・。

指示をする立場の人間はこの「操作主義」に陥ると、信頼が得られず必要な指示も相手に響かなくなってしまいます。

ご利用者支援においても、「支援者側の都合の良いようにご利用者を操作する」意識が「操作主義」的な考えなんでしょうね。

「1人の人間として敬意を持って見つめる」

その姿勢が相手に伝わると信じ、対人関係を構築していきたいですね!

 

 

マネジャーの役割!

現場のドラッカー (角川新書) | 國貞 克則 |本 | 通販 | Amazon

社内におけるマネジメントについて参考書籍より共有させていただきます!

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「人は成長しなければ活かされない」

仕事を通じて成長できていない人は本当に気の毒です。

成長しなければ、仕事にやりがいを見だせなくなります。

仕事に誇りも自身も持てなくなります。

挑戦もしなくなります。

そもそも企業は成果をあげることを求められています。

より優れた商品やサービスを創造し供給することを期待されています。

そして、より優れたものを創造するために、組織の中で成長が期待できない人は、人間という資源だけなのです。

社長、役員はじめマネジャーの人たちは土気の高い組織をつくらねばなりません。

土気が高い組織というのは、仲良しクラブのような組織ではありません。

高い成果をあげることをベースにした組織のことです。

土気の高い組織を作ることは、社長、役員はじめマネジャーの人たちの責務なのです。

ドラッカーは次のように言います。

「組織において【土気が高い】とは【従業員どうしの折り合いがよい】という意味ではない。成果をあげるかどうかが、肝心なのである。組織はみな、いつも【ほどほどでよい】という誘惑と背中合わせである。このため、組織が健全であるためには、何よりも高い成果を求めなくてはならない。マネジャー自身が高い成果基準を掲げる必要がある」

そして、人材育成に大きな影響を与えるのが、日々それぞれの従業員と直接接するマネジャーです。

「マネジャーは、人材という特殊な経営資源とともに仕事をする。人間を【働かせる】以上、必ず相手の能力を伸ばすことになる。どの方向に伸ばすかによって、相手が人間として、そしてまた経営資源として、果たして生産性を高めるか、それともまったく上げられないかが決まる。マネジャーが部下を正しい方向へと導き、より器の大きい豊かな人間へと育つのを手助けできるかどうかによって、当人が向上するかどうか、つまり成長するか力を失うか、豊かになるか貧しくなるか、自分を高められるか堕落するかが決まる」

「マネジャーは下位、つまり部下への責任を負っている。何よりもまず、部下たちに【自分には何が求められているか】を理解させなくてはいけない。部下たちが自分の目標を決められるよう、手助けしなくてはいけない。それらの目標を達成できるように、手を差し伸べなくてはいけない。部下たちのために、彼らが必要とするツール、人材、情報を入手する責任がある。助言をし、相談に乗り、必要に応じてよりよい仕事の仕方を教えなくてはいけない。このような下との関係を一言で表そうとするなら、【力添え】が最も近いだろう」

部下をよりよい方向に成長させることはマネジャーの極めて重要な責務です。

人はだれも自分で自分の枠を超えるのは難しいものです。

マネジャーは部下に対して高い目標に目を向けさせなければなりません。

人間は切磋琢磨しなければ成長しません。

それはどこの世界でも

同じです。

人を成長させ、成果が出せるようにし、貢献できるようにしてあげなければ、人は仕事を通して活かされることにはならないのです。

そしてマネジャーには、資源のなかで唯一成長が期待できる人間を成長させる責任があるのです。

 

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社内研修!

全体会議・社内研修を実施しました!

本日の研修内容は法令遵守訪問介護の専門性・自立支援」

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令和3年度の報酬改正の周知と訪問介護の専門性については

1)個人が培ってきた生活習慣や文化、価値観を尊重し、生活基盤を考える

2)生活の自立性の拡大を図る

3)生きることの喜び・意味を見出し、自己実現を図る

4)予防的な対処により生活の質(QOL)を維持する

5)状態の変化を発見し、多職種へつなぐ

これらの内容で学びました!

 

自立支援については

1)アセスメント、訪問介護計画が持つ意味

2)その人に寄り添うコミュニケーション

3)共感力

4)自分の思いは相手に伝わる?「操作主義」は相手に見抜かれる

5)解釈力・振り返り

6)訪問介護は最後の砦

これらの内容で学びました!

盛りだくさんの内容でしたが、どれも大切な内容です。

ご利用者との関りを振り返りながら学んだことを日々の支援に活かしていきます!

 

ヘルパーさんからは統合失調症の方への支援中に発生した緊急対応について報告していただきました!

そのような報告が、適切な対応に繋がると思います!

ありがとうございました!

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